ハッカソン入賞と次の目標について
この2ヶ月間、いろいろなブロックチェーン関係の技術に触れ、特にこれまで自分が疎いと感じていたDeFi分野について、自分で実装を試したり情報を集めることで徐々に理解を深めてきました。
まずAMMによる自動市場生成について調べ、noteにまとめるところから始まったかと思います。そこから裁定取引ボットに興味をもち、DEX内、DEX間の裁定を検出して実行を行うプログラムを実装したり(結局資金ゲーだと気づき、作っただけになってしまいましたが笑)、フラッシュローンを使って無担保無利子で清算イベントを処理するボットを作ってみたりして、DeFi分野にまず少しだけ実際に触れてみることができました。
他にも、いろんなテレグラムボットを触ったり、いろんなサービスを実際に触ってみる中で、DeFiでの稼ぎ方ってこんなに幅広いのかと思い知りました。特に、Yield Tokenizationや、分散型のMevあたりは自分の中でも衝撃が大きかったです。
その中で、6月の終わり頃に参加したハッカソンがあり、驚くことに、結果的にこの大会で勝つことができ、賞金をもらうことができました。
ブロックチェーン関連のハッカソンが多く掲載されているTaikaiプラットフォームで見つけたのですが、これが、実社会の仕組みを考えるというなかなかこの分野では尖ったジャンルのハッカソンでした。
開催地は、ホンジュラスのロアタン島にあるPróspera(*1)という地域でした。
この地域で浮き彫りとなっていた、住民の声が政策執行担当に届きにくいという問題にフォーカスするという方向性で今回、提出用に作ったのは、CitizenHubという住民の声を住民間で投票し合い、意見に民主的フィルタをかけて選別することができるプラットフォームでした。
多数派に属することにインセンティブを設けるというとても原始的な方法で、本当にシンプルな仕組みで一度チェーン上にデプロイするところまで形にできたらいいなと思っていました。まあ入賞は難しそうなのであくまで勉強目的だという思いで、初めてちゃんとAnchorで本物のスマートコントラクトをデプロイできたとかそういうささやかな喜びを期待して参加していました。
しかし、タイトルにも記載した通り、入賞し、嬉しいことに賞金をいただくこともできました。結果発表の日は眠れないし時差もあるしで結局徹夜になってしまいましたが、このような結果もあり、翌日は一日中テンションがおかしい人になってしまっていました。
さっそくですが、8月上旬が提出期限の Solana mobile hackathon に出ることも決めました。スケジュールの関係でそもそも完成まで持っていけるかさえまだ不明ですが、いいアプリが作れればと思っています。
(*1)Prósperaは、ホンジュラス・ロアタン島に設立されたZEDE(特別雇用・経済開発区)で、独自の法制度と低税率を武器にテクノロジー企業や暗号資産プロジェクトを誘致する「チャーターシティ」モデルの先進的自治都市です
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